基本的な考え方編 2/3

「男女共同参画社会基本法」は
なぜ必要ですか?

〜法や制度、施策にその基本理念を生かすことが
憲法の精神を具体化する〜

イラスト 男女共同参画社会基本法の前文は、男女平等の実現に向けた取り組みについて、なお一層の努力が必要とされると明記しています。つまり、社会の様々な分野でいまだ実現されていない男女の平等を実現するために、この法は制定されたわけです。

 基本法の特徴の一つは、社会における制度や慣行に言及していることです。性別役割分担意識を背景に、社会における制度や慣行が男女間に不平等をもたらしていることを明確に認め、その見直しを迫っています。また、行政や民間を問わず、その方針の立案や決定に男女が対等に参画することを求めていますし、個人的な事柄である家庭生活についても言及し、男女が共に家庭生活と社会生活とを両立できるようにすることも求めています。

 さらに特徴的なことは、積極的改善措置(男女間の参画の機会の格差を是正するために、必要な範囲で男女のいずれか一方に対し必要な機会を与えること)を規定している点です。

 しかし、一般に基本法は理念を定めた法であり、個人や団体に具体的な義務や制約を加えるものではありません。したがって、この基本法を男女の平等を実現する道具として、今後いかに活用していくかが私たちの課題です。

 めざすゴールは、一人一人の心の中に真の「男女平等」意識が育まれ、個人の資質・能力に応じて、生き生きとした個性の花が咲く社会です。